雛人形を飾らない家庭もありますが、買わない人の割合はどのくらいなのでしょうか?
お金がかかるとか、飾る場所や収納場所がないという理由で雛人形を買わない家庭もありますよね。
また、母から娘へや、姉から妹へのおさがりは良くないという説もありますが、中古で買ったり知人からの譲渡も検討している人もいるので、自分では買わない人もいます。
また、自分たちでは買わなくても、夫婦のどっちの親が買うのかによっては、あってもいいかなと思うケースもあるかもしれませんね。
雛人形を買うべきか、買わなくても良いか検討している人に、買わない人の割合やその理由をご紹介します。
雛人形を買わない割合はどのくらい?
2017年に飲料メーカーのアサヒが行ったアンケートでは、雛人形を持っていない人の割合が掲載されています。
- 1セット持っている:46.1%
- 持ってない:45.5%
- 複数(姉妹分)持っている:8.4%
3,640人にアンケートを行った結果、雛人形を持っていない割合は約半数にも及んでいます。
2019年に株式会社ベビーカレンダーが行ったアンケートでは
初節句でひな人形を購入しなかった割合:18.7%
と約2割の家庭が雛人形は買わないという結果でしたが、食事や手づくくりの飾りつけなどでひなまつりのお祝いはするとのことでした。
雛人形を買わない・いらない理由はナニ?
雛人形を子供に買わなくても大丈夫かな?と悩んでいる親御さんもいると思いますが、買わないと選択した人と、子供の頃に雛人形を持っていなかったという方の声を調べてみました。
買わないと選択した理由
- 狭いアパートで置き場所がない
- 経済的に余裕がない
- 娘が欲しいと言わないから
- 孫の人数が多くて祖父母の負担になるから
- 自分のがあるのでそれを受け継がせたいから
- 長女の時に買ったから次女に新たには買わない
雛人形を持っていなかった人の声
実際に子供の頃に、雛人形を持っていなくても他の方法で楽しんでいる人もいました。
親子で一緒に工作で作ったり、お気に入りのぬいぐるみをお雛様に見立てたりなどでも良い思い出になりますよね。
雛人形は中古や譲渡でも大丈夫?母から娘へのおさがりが良くないは本当なの?
にな人形を買わない理由の中には、母から娘へのおさがりを考えている人や、姉妹で1つなので、新たには購入しないという人もいますよね。
購入したとしても、リサイクルショップやネットで中古で安く購入しようかと検討している人もいるかもしれません。
また、親戚や知人から譲ってもらえる譲渡の話もあるかもしれませんよね。
しかし、雛人形は「おさがりは良くない」と昔から言われています。
その理由は
- 雛人形は生まれた赤ちゃんの健康を願うものだから
- 子供の代わりに厄災を引き受けてもらうため
- おさがりは厄を引き継ぐから良くない
ということで、1人1つの雛人形が望ましいと言われています。
なので、子供が成長したら「無事に元気に育ちました」と感謝を込めてお祓いをして供養し処分するのが良いと言われています。
しかし、日本人のモノを大切にする「もったいない精神」から、代々受け継がれていく風習も生まれたそうです。
そして、おそらくですが雛人形を購入してもらうためには、1人1つ持っていた方が良いという話の方が都合が良かったのだと思います。
縁起物として信じるか、大事に受け継ぐ方を尊重するかは、持ち主次第なのかと思います。
雛人形を買う場合は誰が買うの?どっちの親が買うの?
雛人形をもし買うとしたら、誰が買うのが一般的なのでしょうか?
2019年に株式会社ベビーカレンダーが行ったアンケート結果では、
雛人形を買うのは誰か
- ママの両親:67.4%
- 自分たち夫婦:16.4%
- パパの両親:10.5%
圧倒的に、ママの両親が買う割合が多い結果となっていました。
雛人形の平均予算はどのくらい?
雛人形を購入している人で、初節句にかける予算の平均は10〜20万円だそうです。
10〜20万円の内、70%が雛人形の費用に当てているとのことです。
- 雛人形代:77.8%
- 食事代:11.5%
- 写真代:6.0%
- 衣装代:2%
このことから、雛人形の平均予算は7万円〜15万円くらいと考えている人が多いみたいですね。
雛人形にも種類がありますが、最近の傾向がこちらです
- 1位「平飾り」25.7%
- 2位「ケース飾り」22.7%
- 3位「三段飾り」15.0%
- 4位「収納飾り」11.0%
- 5位「七段飾り」5.9%
1位と2位から、おだいりさまとおひなさまの2体を飾るタイプを買う人が多いですね。
やはり、住宅事情や経済的な理由からこのような傾向にあるようですね。
まとめ
雛人形を買わない割合は初節句時には約2割ほどでした。
その後、購入した人もいるようですが、雛人形を持っていない人の割合は5割近くいました。
雛人形を持っていなかった人の声からは、特に気にしていないという感じでしたので、雛人形を買わないという選択肢を選ぶのもアリかもしれませんね。
また予算を抑えて、手頃でコンパクトな雛人形を買ってあげる選択もあります。
雛人形がある・ないに関わらず、子供の成長を願う気持ちが大切ですね。