濃厚な味わいのアボカドですが、野菜というイメージがあるかもしれませんが、分類は果物なんです。
森のバターと言われ、栄養面からダイエット食として積極的に食べている人もいますよね。
しかし、1日に食べる量は1/2個が目安と言われています。
また、赤ちゃんに食べさせるには注意が必要です。
今回はアボカドの栄養や分類、ダイエットや赤ちゃんへの影響などについてご紹介します。
アボカドは野菜か果物のどっち?農林水産省の分類は?
アボカドは野菜ではなく、農林水産省では「果物」に分類されています。
なぜ果物に分類されているのでしょうか?
果物の定義として、「樹木になっている食用のもの」を果物と定義しています。
ちなみに、果物かと思われるイチゴやスイカ、メロンなどは「果菜」といわれる野菜の仲間に分類されています。
アボカドはなぜ森のバターと言われるのかその理由
アボカド、健康や美容に大きな効果をもたらす食材とされています。
アボカドがなぜ森のバターと言われるのかですが
- 濃厚でクリーミーな味わい
- 果実の20%が脂肪分
この脂肪分の多さから、「バター」と言われる由来なのです。
アボカドは、この脂肪分によって血液の流れを良くしたり、コレステロールを下げる効果を持っています。
アボカドの栄養素とカロリーはどのくらい?
アボカドにはビタミン類が多く含まれています。
目の乾燥を防いだり、皮膚や粘膜の正常を保つビタミンA。
病気やストレスに対する抵抗力を持つビタミンC、こちらもお肌にいいと言われています。
そして、強い抗酸化作用を持つビタミンE、これは細胞の老化対策に役立つとされています。
アボカド100g
- カロリー:187カロリー
- 脂肪分:18.7g
これでは、カロリーが高いのか低いのか少しわかりにくいので、他の野菜の100gあたりのカロリーと比べてみましょう。
- きゅうり:14カロリー
- タマネギ:37カロリー
- トマト:19カロリー
- レタス:12カロリー
- いちご:34カロリー
- みかん:45カロリー
- バナナ:86カロリー
これらと比べてみると、アボカドのカロリーが高いことが分かりますね。
アボカド1個分
- カロリー247kcal
- 糖質:1.2g
カロリーが高い反面、糖質が非常に低いのがアボカドの特徴です。
これはアボカドに多くの含まれる食物繊維が、関係しています。
低糖質で食物繊維が豊富な点から、ダイエットに取り入れる人が多いんですね。
アボカドの1日に食べる量の目安は?
アボカドは、脂肪分が多くカロリーも高いので1日、1/2個が好ましいとされています。
なるべく単品で食べるのではなく、他の野菜と組み合わせて食べたり、ノンオイルのドレッシングにするなどの工夫をすると良いそうです。
アボカドの水分と食物繊維によって、満腹感を得られやすいのも特徴です。
サラダやサンドウィッチ、パスタなどアボカドを加えることで、全体的に食べ過ぎるのを予防できるので、積極的に取り入れたい食材なんです。
アボカドがダイエットに効果的な理由は?
アボカドに含まれる糖質が非常に少ないので、糖質制限をしている方には、まさにぴったりの食材と言えます。
また、食物繊維が非常に豊富なので、便通がよくなることにも繋がります。
そしてアボカドに含まれるオレイン酸は脂肪を分解・燃焼する働きがあり、ダイエットにも効果があるといわれています。
このように、多くの効果的な栄養素を含んでいるアボカドはダイエットにもぴったりです。
1日1/2個までを守りながら、アボカドだけでは補いきれない栄養素を他の食材と組み合わせてバランスの良い食事を心がけましょう。
アボカドは赤ちゃんや子供が食べても大丈夫?
積極的に食べたいアボカドですが、赤ちゃんや子供も食べて大丈夫なのでしょうか?
赤ちゃんは、胃や腸などの消化器官がまだ未発達です。
このことから、離乳食初期~後期に与えることは、推奨されていないようです。
離乳食も慣れてきて、消化器官もしっかりしてきた頃、つまり離乳食完了期に少量から始めましょう。
常食を食べられる子供には、食べさせても問題ないそうです。
しかし、アレルギーがある場合は例外です。
初めて食べさせる際には、事前に医師に確認するか、小児科が開いている時間帯に小さじ1杯程度までで様子を見ましょう。
まとめ
アボカドは、「木になる」ので果物に分類されています。
森のバターと言われるほど栄養化が高く、健康面で優秀な食材だとがわかりました。
赤ちゃんにあげる時は注意が必要ですが、アレルギーのない子供ならば食べても問題ありません。
また、低糖質なのでダイエットの為とはいえ、脂肪分とカロリーが高いので食べ過ぎには気をつけるようにしてくださいね。