健康の為に飲んでいるスムージーですが、毎日飲み続けると危険な6つのデメリットがあります。
- 同じ果物や野菜で作り続けると栄養が偏る
- タンパク質や鉄分などの摂取がしずらい
- 糖質の過剰摂取になりがち
- 体が冷えて便秘になりやすい
- アレルギー誘発
- コストがかかる
健康や美容の為なのに、体が冷えてしまったり栄養が偏るのは困りますよね。
しかし、これらを解消する方法があります。
- スムージーのレシピのバリエーションを増やす
- ホットスムージーも取り入れる
- 組み合わせが悪い果物や野菜を選ばない
- 生の食材と粉末タイプを使い分ける
このような工夫をすれば、毎日飲む危険は回避できるそうですので、ご紹介します。
スムージーは毎日飲むと危険なデメリット
①同じ果物や野菜で作り続けると栄養が偏る
毎日続けるには、美味しくて飲みやすい味が良いですよね。
好きな果物などをメインに作ったり、食材を余らせないように毎回使ったり…
しかし、ワンパターンのレシピで毎日同じスムージーを摂取していると「栄養の偏り」が生じてきます。
例えば、ビタミンは豊富に摂取できても適度な脂質やなど、1日に必要な栄養素を満たしていない状態になってしまいます。
朝だけスムージーにして、昼と夜にしっかり足りない栄養素を補っていれば良いですが、無理なダイエットをして、スムージーだけというような食生活は危険です。
何の栄養が成りていないのか、スムージー以外で補う食材も把握していくことが大切ですね。
②タンパク質や鉄分などの摂取がしずらい
グリーン系のスムージーは主に、小松菜とりんごをベースに、レモン汁と水の組み合わせの場合、そのほとんどが炭水化物なんです。
タンパク質が足りずに、筋肉を生成する栄養が足りなくなったり、腹持ちが悪く成ります。
また、鉄分も摂取しづらく、小松菜には鉄分が含まれていますが、吸収率が低い「非ヘム鉄」なんです。
なので、キウイなどの鉄分の吸収を早める果物などをプラスしないと、必要な栄養量には満たないんです。
果物や野菜単体だけでなく、効果を高める組み合わせのレシピで毎日飲まないと、万全とは言えず、栄養に偏りが出てしまうので危険です。
③糖質の過剰摂取になりがち
果物はビタミンが豊富なのですが、実は糖質も高め。
果物1個あたりの平均的な糖質量は12gだと言われています。
1日の砂糖の摂取量目安は、成人で30g以下・子供で15g以下です。
つまり、果物を丸々1つを使う場合は1種類にするか、2つ目の果物は半分だけ使うなど調整が必要です。
さらにミキサーにかけると、繊維が壊れて糖の吸収を遅らせる効果が薄まり、すぐにお腹が空いてしまうそうです。
すると、体内に糖分を蓄えようとするので過剰摂取になる可能性が高まるそうです。
また、甘みが欲しいからと砂糖を加えるのは危険です。
その場合は、はちみつで甘みをカバーすると良いそうですよ。
④体が冷えて便秘になりやすい
果物や野菜がたくさん摂取できて、食物繊維なども豊富そうに思えますが、実は栄養面ではなく意外にも咀嚼(そしゃく:噛むこと)が便秘を引き押す原因なのです。
ごくごく飲めるスムージーなので、噛むことをしないですよね。
一見、消化に良さそうですが、実は糖質や食物繊維が冷たい状態で胃や腸にそのまま届いてしまうんです。
すると、体が冷えてしまい便秘になったり体調を崩し安くなってしまいます。
⑤アレルギー誘発
スムージーでよく使う果物でバナナやパイナップル、柿やメロン。
さらに、牛乳やヨーグルトは、アレルギーを誘発する可能性がある食材です。
毎日摂取し続けると、遅延型フードアレルギーの原因になりかねないそうです。
遅延型フードアレルギーとは、摂取してから数時間から数週間後にアレルギー症状が現れるタイプのアレルギーです。
⑥コストがかかる
生の新鮮な果物や野菜を用意するには、こまめに買い物に行く必要があります。
さらに、種類を増やすとそれだけコストもかかります。
冷凍フルーツや野菜と生を組み合わせたり、冷凍保存をするなど工夫が必要です。
スムージーで組み合わせが悪い果物や野菜は?
きゅうりとニンジン・トマト
代表的なものは、「きゅうりとニンジン」「きゅうりとトマト」です。
きゅうりにはアスコルビナーゼという酵素が含まれています。
これが、ビタミンCを破壊してしまう働きがあり逆効果なのです。
どうしても取り入れたい場合は、レモン汁やお酢を加えることで、酵素の働きを抑えることができるそうです。
パイナップル・パパイヤ・メロン・キウイフルーツと牛乳・ヨーグルト
パイナップル、メロン、キウイフルーツ、パパイヤと牛乳やヨーグルトの組み合わせは要注意です。
パイナップル、メロン、キウイフルーツ、パパイヤには、たんぱく質を分解する酵素が含まれています。
含まれる「たんぱく質分解酵素」
ブロメリン、ククミシン、パパイン、アクチニジン
これらのたんぱく質分解酵素によって、牛乳やヨーグルトのたんぱく質をペプチドに分解します。
すると、混ぜてから30分くらいすると、苦みが発生してしまうそうです。
すぐに食べるか、缶詰のフルーツ(加熱処理されている為)を使用すると苦味は発生しません。
スムージーに入れない方がよい果物と野菜
スムージーに適していない、果物と野菜もあります。
光毒性
きゅうり、レモン、セロリ、いちじくグレープフルーツ、オレンジ、アセロラ、キウイ
これらに含まれるソラレンという成分は、紫外線に当たるとシミになりやすい特徴があります。
なので、朝のスムージーには入れない方が良いです。
摂取するならば、夜のスムージーがおすすめです。
毒性のある野菜
ブロッコリーやカイワレ、スプラウトなどにはアルカロイド系の毒性を持つ成分が少量含まれています。
普段サラダなどで摂取する分量なら問題ないのですが、スムージーで一度に大量のアルカロイドを摂取するのは危険です。
でんぷん質が多い野菜
でんぷん質が多い根菜類やキャベツ・白菜などは果物と同時に摂取すると、腸内のガス溜まりの原因になります。
カボチャなどのイモ類、トウモロコシ、ニンジン、レンコンなどは、特に多いので入れない方が無難です。
まずくなる苦味やクセが強い野菜や果物
スムージーで人気の小松菜やほうれん草は栄養価も高いのですが、入れすぎは苦味が強くなり口当たりも悪くなり葉酸も多くなりすぎてしまいます。
スムージー1杯分の目安は、葉物系は葉っぱ1枚〜2枚くらいが良いそうです。
柑橘類のレモンやミカンの皮は苦味が強いので、バランスが悪くなります。
菜の花も同様に苦味が前面に出るので、スムージーには不向きです。
クセが強い食材として、ショウガやパセリも、フルーツよりも味が立ってしまうので飲みにくくなり、まずいと感じてしまうので避けましょう。
▶︎▶︎スムージーにバナナが欠かせない人は要注意?【バナナを毎日食べると危険?朝食と夜よくないのはどっち?】
まとめ
スムージーは、果物や野菜のバランスを考えて毎日同じ食材ではなく、レシピのレパートリーを増やすことで、毎日飲んでも危険を避けることができます。
また、きちんとした食事でお肉やお魚もしっかり摂り入れることで、便秘や体を冷やすことを回避していきましょう。
何事も、入れすぎ、食べ過ぎ、やり過ぎはよくないということですね。
正しく摂取して、美味しく健康的な毎日を過ごしましょう。
毎日お家でスムージーを作っているあなたに♪
鮮度の良い材料の栄養を余すところまで取り入れたいですよね。
低速回転で栄養素が酸化しづらくて、離乳食作りにも選ばれている栄養の吸収が良くなるミキサーを選ぶ人が増えているそうですよ。