2020年11月は例年より暖かいですが、12月から2021年の4月頃まで寒い予報が出ています。
ラニーニャ現象で寒波が訪れ、例年と比べて寒さが厳しいとも言われています。
今回は、2020年12月から2021年の冬の気温予想&降雪・積雪などについて調べてみました。
2021年の冬はラニーニャ現象で寒い?
気象庁によると、冬にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高いそうです。
その為、日本付近で寒気が流れ込みやすくなります。

2017年など過去にラニーニャ現象が発生した年は、広い範囲で大雪になっているんです。
ラニーニャ現象とは
太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く現象です。ラニーニャ現象が発生している時には、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する現象。
という事で…
2021年の冬は北日本以外の地域では、例年よりは寒くなる傾向にあると予測されています。
2021年の冬は寒い?2020年12月から2021年2月の予報
比較の為に、2019年12月から2020年2月の特徴をおさらいします。
- 日本付近への寒気の南下が弱く、全国的に高温
- 東・西日本は記録的暖冬
暖冬だった昨年に比べて、2021年の冬がどうなるのか気象庁の予想をみてみましょう。
2020年9月25日に、気象庁が「2020年12月から2021年2月の寒さの見通し」を発表。
2020年10月23日に発表した「3か月予報」の2つからご紹介します。
気温予想
【2020年12月から2021年2月の寒さの見通し】
- 北日本では北からの寒気の影響が弱いため、平年並か高い
- 東・西日本と沖縄・奄美ではほぼ平年並の見込み

【2020年11月から2021年1月の3ヶ月予報】
- 11月は全国的に平年並みか高い
- 12月は沖縄・奄美、九州から関東は、平年並みか低くなる
- 1月は冬らしい寒さ
降水量予想
【2020年12月から2021年2月の降水量の見通し】
- 北日本太平洋側では低気圧の影響を受けやすい
- 西日本、日本海側では冬型の気圧配置がやや強いため、平年並か多い
【2020年11月から2021年1月の3ヶ月予報】
(12月)
- 北日本日本海側は、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い
- 北日本太平洋側は、平年に比べ晴れの日が少ない
- 東日本日本海側は、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い
- 西日本日本海側は、平年に比べ曇りや雨または雪の日が多い
- 東・西日本太平洋側は、平年と同様に晴れの日が多い
- 沖縄・奄美は、平年と同様に曇りや雨の日が多い
(1月)
- 北日本日本海側は、平年と同様に曇りや雪の日が多い
- 東・西日本日本海側は、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い
- 北・東・西日本太平洋側は、平年と同様に晴れの日が多い
- 沖縄・奄美は、平年と同様に曇りや雨の日が多い
降雪量予想
【2020年12月から2021年2月の降雪量の見通し】
- 北日本日本海側では冬型の気圧配置が弱いため、平年並か少ない
- 西日本日本海側では冬型の気圧配置がやや強いため平年並か多い
防寒グッズやスタットレスタイヤなどは、早めに準備しておくと良さそうですね。