立川志らくさんは辛口コメンテーターとして人気が出てテレビ露出が増えましたが、本業の落語の評価はどうなのでしょうか?
「偉そう」な態度などのSNSに書き込みに警告して炎上した件について調べてみました。
立川志らく落語家になった経緯・経歴
立川志らくプロフィール

前座名:立川志らく
本名 新間一弘(しんま かずひろ)
・生年月日:1963年8月16日
・出身地:東京都世田谷区
・所属事務所:ワタナベエンターテインメント
・家族構成
妻-酒井莉加(1981年5月26日生まれ)
長女・小弓(2012年9月生まれ)
次女・雪奈(2017年3月生まれ)
立川志らくさんは父はギタリスト、母な長唄歌手の芸能一家で育ち、父の影響で小学生高学年の頃から落語に興味を持ったそうです。
日大三高を卒業し、日本大学芸術学部演劇学科に進学し「落語研究会」に所属します。
「立川談志」さんの落語と生き様に惚れ込み1985年10月にサークルのOBである高田文夫さんに紹介してもらい、7代目「立川談志」さんに弟子入りし「立川志らく」となりました。
立川志らくの深すぎる談志師匠愛
立川志らくさんは、談志師匠の落語はもちろんですが、その「趣味嗜好」から「生き様」「発言の真意」「人生観」などのすべての事において心酔していたそうです。
師匠の全てを吸収し、多くの影響を受けて徹底的にマネる事から始めました。
立川志らくさんは盗んで師匠の通りにできるようになってから崩して自分のオリジナルを作るべきという考えがあるようです。
周囲からは「談志の息子のようだ」と言われる事もあるほど、努力されたそうです。
談志憑依芸が私の十八番。皆本物だと思ってギョッとするよ。談志になりきってワイドショーに出てみたいな。 https://t.co/2x7OIA0TNx
— 志らく (@shiraku666) September 10, 2019
弟子の中でも抜きん出た実力だと言われていました。

弟子入りして3年後「前座」から「二つ目」へ昇進し、さらに7年後「真打」へとなり談志さんは一目置いていたそうです。
談志師匠が亡くなってしばらくすると、膨大な芸能資料と住居だった一軒家を立川志らくさんが譲り受けるという周囲も認める特別な存在となってました。
※東京の落語界では「真打ち」「二つ目」「前座」という階級があります。入門したばかりの弟子は、まずは「前座」として師匠の身のまわりの世話などの雑用をすることになります。
修業を重ねて一人前だと認められると「二つ目」に昇進して、雑務からは解放されます。さらに実力を認められて「真打ち」に昇進すると、自分で弟子を取ることも認められます。
昇進させるかどうかは師匠の一存で決められます。
立川志らくの落語の評判は下手?おもしろくない?
では、本業の落語の方の評判はどうなのでしょうか?
批判的な意見
同業者の落語家 三遊亭円丈さんは、著書の中で「素人落語」と批判していました。
そもそも、立川一門の事が好きではないらしいので、(おそらく談志さんの破天荒ぶり)その弟子の志らくさんに対しても良い印象は持っていないようです。

テレビの出演が増え、落語ではないところでの活躍が目立ってくると、おもしろく思わない落語家さんもいるようです。
「落語家の本分は高座で落語をしゃべること」と、冷ややかに見ている人もいるようです。
評価する意見
立川志らくさんの落語を「すごい」と言う同業者はあまりいないそうです。
では下手なのか?と言うとそうでもないようです。
昔ながらの型にハマった落語ではなく、初心者にわかりやすいように「アニメ」を題材にしたりとオリジナル落語も取り入れている立川志らくさん。
それが、「わかりやすい」「面白い」と受け入れてくれるファンも多いのです。
しかし、同業者からしたら、「それは落語なの?」と嫌味を言いたくなってしまうようです。
立川志らく 落語の評判が下がると不安
同業者からも、ファン・関係者からもこのままでは落語の評判が下がるのでは?と不安の声が上がっています。
それは、立川志らくさんの多忙すぎるスケジュールにより、落語の練習時間がないのではと言うのです。
朝の情報番組が始まり、立川志らくさんの1日のスケジュールが過密すぎるのです。
- 朝5時に迎えの車に乗り5:30にテレビ局入り
- 8時スタートの朝番組をこなして、バラエティなどの収録
- 夜は都内近郊で落語の独演会
- 週末は地方で落語の独演会
- 空いた時間は弟子の稽古と劇団関係、家族サービス
と、どこに練習時間があるのか?と言うスケジュールです。

ある日の立川志らくさんのツイートでもその忙しさが伺えます。
本日はひるおび、バラエティ収録、独演会のフルコース。私が脚本の謎のキューピー「羊たちの午後」は14時千秋楽。大評判です。喜劇から突然のクライムサスペンス、そしてファンタジー。是非。
— 志らく (@shiraku666) September 11, 2019
「志らくさんは現在56歳。そんなにテレビに出なくても、高座だけで食える恵まれた落語家なんです。
それをさらに、テレビ出演に時間と能力を使うなんて、非常にもったいない。70歳になったときに、同年代の落語家と差がつかなければいいのですが……」(演芸評論家)
週間女性
現に、この多忙な毎日の中でのハプニングが起きていました。
志らく百席終了。今日は焦った。早めに楽屋入りしてよかった。ネタを勘違いしていた。火焔太鼓、片棒、付き馬だと思っていたら堪忍袋、片棒、黄金餅。堪忍袋は三年もやっていない。全く忘れている。youtubeで聴いて30分稽古をして高座にかけた。
— 志らく (@shiraku666) September 11, 2019
30分でこなせるからすごいと言っていいのか?
30分足らずの練習でお金を払って来てくれたお客さんの前に出るのか?など、どちらの意見も出て来そうですが、
たくさん練習したからと言って上手とも言えませんし、それがさらっとできてしまう立川志らくさんの才能と、それを堂々と公開してしてしまうところが、人気なところなのでしょうね。
立川志らくの落語の評判は良い?900人中30人の実力
テレビばっかり出ていないで落語に専念したらという人がいるようで、立川志らくさんは、そのような声にツイッターで一石投じています。
テレビばっかり出ていないで落語に専念したらという人へ。落語に専念している人より沢山落語をやっている現実になんと返す?それに地方の大きい会場で定期的に独演会をやれる落語家って900人中30人くらいなんだからね。
— 志らく (@shiraku666) September 2, 2019
そうなのです。多忙を極めている中でも、落語の公演の数は減っていないのです。
落語会主催者によれば
「落語家は全国で800人ほどいるといわれていますが、顔が売れている、いわゆる全国区の知名度を獲得している落語家は、テレビ番組でレギュラーを持っている人。『笑点』メンバーや、『ためしてガッテン』のMCの立川志の輔ら30人ぐらい。志らくさんもその一人ですから、週末は地方で落語会の仕事が入っています」
週刊女性
立川志らくさんは”儲かる落語家”として君臨しているのです。
立川志らくの警告事件
2018年に、立川志らくさんの嫁で女優の酒井莉加さんのSNSに、立川志らくさんの誹謗中傷コメントが殺到したことがありました。
2018年の「M-1グランプリ」の審査員だった立川志らくさん。
ジャルジャルに「99点」をつけたのですが、その時のコメントが視聴者を不快にさせ他のです。

「私、このネタで1ぺんも笑わなかったんです!ただこれがプロの芸人を笑わす芸なのかなと感心して」
と皮肉コメントをしたのです。
これに視聴者が、嫁の酒井莉加さんのSNSに苦情を寄せたのでした。
さらに次女の写真投稿にコメントが寄せられたので、立川志らくさんが激怒したのです。
自身のTwitterで反論をしました。

「そういう奴は許さない。人間もどき。心がない。天罰が下る。」
「私は自分の意見が全て正しいとは思っていない。正直に言うことを心がけているだけ」
「許せないのは、妻のアカウントに文句を入れる奴。それも娘の写真に。人間じゃない。こういう奴がいるから世の中悪くなる」
自分への批判よりも、家族を巻き込まれたことへ我慢ができなかったようです。

投稿した人物を通報して、アカウントを凍結させると警告したのでした。