グリーンスムージーを作りたいけど、キャベツはスムージーには向いていないという情報もあったり、効果的だからおすすめという情報もあります。
結局どっちなの?思ってしまいますよね。
キャベツは栄養が豊富なので、積極的に食べたい野菜なのですが、ついつい余りがちになってしまったり、生のままではたくさんの量を食べずらいですよね。
だからスムージーにできたら良いのですが、実はキャベツは果物と組み合わせると腸にガスが溜まりやすくなると言われています。
しかし、適量を守ったり組み合わせる果物によっては、キャベツスムージーは推奨されているので、詳しくご紹介しますね。
スムージーにキャベツが向かない・ダメと言われる理由は?
スムージーには、キャベツは向かないと言われる理由は「でんぷん質」が高いからです。
「でんぷん質」が多い野菜と果物を合わせると、腸内にガスが溜まりやすくなります。
さらに、キャベツはクロロフィルが薄い野菜なので向いていないと言われています。
クロロフィルは、野菜の緑色の元となる葉緑素です。
コレステロール減少や、抗アレルギー作用、中性脂肪の正常化などの効果があり、健康に欠かせない養分です。
グリーンスムージーは、生のままでは多く食べることが難しい緑の野菜を手軽に摂取できるメリットがあります。
しかし、キャベツは小松菜などに比べると、クロロフィルが薄いというので向いていないとい言われているのです。
キャベツスムージーは効果があるという理由は?
キャベツがスムージーに向いてない理由は
- 果物と合わせるとガス溜まりしやすい
- クロロフィルが薄い
でしたが、キャベツスムージーを推奨している栄養士さんのレシピなども多く見かけます。
向いてないからダメという意見と、体に良い効果があるからおすすめという意見の両方があるのです。
だからこそ、結局どっちなの?キャベツを入れてもいいの?となってしまいますよね。
栄養士さんがキャベツスムージーをおすすめしている主な理由がこちらです。
- キャベツは体を温める野菜で冷え性予防になる
- 食物繊維などが豊富で胃腸に優しい
- 葉3枚で1日のビタミンCが摂取できる
- カルシウムが豊富
- マグネシウムが摂取しやすい
- カルシウムの吸収を手助けするビタミンKが含まれている
キャベツは栄養満点で、積極的に摂取したい野菜なんだそうです。
しかし、生のキャベツをたくさん食べるのは、結構きついですよね。
ドレッシングやマヨネーズの量もついつい増えてしまいますし。
加熱すると量は減りますが、生に比べて栄養が損なわれてしまったりします。
その為、スムージーで手軽に摂取できるので推奨している栄養士さんもいるんです。
つまり、スムージーにキャベツがダメということではなく、適量を守り、ガス溜まりをカバーする食材との組み合わせ次第で、効果的に摂取できるということなのだと思います。
スムージーキャベツの作り方①バナナ
キャベツとバナナの相性は抜群だそうです。
キャベツは量が多いと、苦味を感じさせやすいのでバナナの甘みでカバーしてくれます。
バナナにも食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富で腸の働きを整え便秘の予防になったり美肌効果などが期待できます。
スムージー1人分の材料
- キャベツ…2枚(なるべく大きめ)
- バナナ…1本(シュガースポットが出ていてもOK)
- 水…1/2~1カップ
【作り方】
- キャベツと、皮のついたままのバナナを水でよく洗います
- キャベツを4cmくらいの角切りにする
- バナナは皮をむいて1cm幅の輪切りにする
- 切ったキャベツとバナナ、水をミキサーに入れる
- ミキサーがない場合はブレンダーでも可
- 滑らかになったら出来上がり
スムージーキャベツの作り方②りんご+ヨーグルト
グリーン系が苦手な方には、りんごとはちみつを使った甘めのスムージーがおすすめです。
りんごは酸化して色が茶色くなりやすいので、ミキサーに入れる直前に切るようにしましょう。
スムージー1人分の材料
- キャベツ…3枚くらい
- りんご…1/2個
- ヨーグルト…100g
- はちみつ…大さじ2
【作り方】
- キャベツとりんごを洗う
- キャベツは一口大の大きさにちぎる
- りんごは皮をむいて薄くスライスする
- ミキサーにヨーグルト、はちみつ、キャベツ、りんごの順番に入れる
- 滑らかになったら出来上がり
スムージーキャベツの作り方③パイン(缶詰)
新鮮な果物を常に用意するのが大変な場合は、缶詰のパインで作るスムージーがおすすめです。
パイナップルは舌がしびれて苦手という人も、缶詰なら解消できます。
氷の代わりに、パインを容器に移して凍らせて使用することもできます。
スムージー1人分の材料
- キャベツ…3枚くらい
- 缶詰のパイン…120g
- ヨーグルト…100g
- 水または氷…100㏄
【作り方】
- キャベツ洗う
- キャベツはざく切りか手でちぎる
- ミキサーにパイン、ヨーグルト、水を入れる
- 滑らかになったら出来上がり
まとめ(50度洗いをすると鮮度が上がる)
生の野菜を使用するスムージーは、鮮度も気をつけたいですよね。
ミキサーにかける前に50度のお湯で洗う「50度洗い」をすると鮮度が復活するので推奨している栄養士さんもいます。
【50度洗いのやり方】
- ボールに50度のお湯を用意して、洗ったキャベツと皮付きバナナを入れます
- 浮いてこないようにお皿などで重しをして、ほんのり食材を温めます
- お湯につける時間の目安は、キャベツで約20秒、バナナで約5分
- 水気を切って、バナナは1時間ほどかけで温度を冷ます
毎日スムージーを飲む場合、野菜室の野菜の鮮度が落ちてくることもあります。
気になる場合は、一手間かけて50度洗いをするのも1つの方法ですね。
スムージーにキャベツが向かないと言われる理由は、果物と組み合わせることでガス溜まりの原因になるという点でした。
しかし、それをカバーする果物やキャベツの量などに注意すれば、体にとっても効果的な飲み物になることがわかりました。
毎日同じ組み合わせですと、栄養のバランスが偏ってしまうので、複数のレシピを取り入れつつ、食事面でもスムージーだけでは補えない栄養をしっかり食べるようにしてくださいね。
体を冷やさないように、氷を入れないで作る方が良いそうです。
氷を入れたい場合は、一緒に白湯を飲むのがおすすめです。