オリンピック代表の川井梨紗子選手とその家族が石川県レスリング協会の下池新悟会長から嫌がらせを受けていると告白しました。
偉そうな態度でインタビューに応じた下池新悟会長とはどんな人物なのでしょうか?
下池会長のプロフィールや経歴・出身校について調べました。
川井梨紗子選手へのパワハラ発言もまとめました。
下池新悟会長の経歴・プロフィールは?
下池新悟
年齢:72歳(2019年現在)
生年月日:1947年(昭和22年)
出身高校:星稜高校
大学:不明
職業:石川県レスリング協会会長
生年月日は公開されておらず現在の年齢から1947年であると思います。
下池新悟会長の経歴について
1970年(昭和45年):石川県レスリング協会常任理事就任
23歳に当たる年で高校から大学に進学していたとしたら卒業の年になります。
随分若くに就任されていますよね。
1998年(平成10年):51歳の時に志賀町のレスリング協会会長へ就任
2011年(平成23年):64歳の時に県レスリング協会会長へ就任
2018年(平成30年):71歳の時に旭日双光章を受賞
2019年(平成31年):72歳の時にJA志賀理事へ就任
しています。

この他の功績として、有限会社高浜牧場の代表取締役に就任、学校法人稲岡学園議員も務めています。
下池会長は50年近く石川県内で指導に携わってきた重鎮と言えます。
下池新悟会長の出身校は?
下池会長は1963年(昭和38年)16歳の時に石川県金沢市の星陵高校へ入学しています。
この時に、石川県にはレスリング部のある高校は1校もなかったそうです。
下池会長は、入学した年に県内初のレスリング部を創設したそうです。
その功績が現在の石川県のレスリングの生みの親として会長職などレスリングに関わっているのですね。
星陵高校は、スポーツに力を入れている高校です。
卒業生には松井秀喜選手や本田圭佑選手もいます。
星稜高校のレスリング部は強豪校として有名で県春季大会で団体戦と個人戦ともに優勝するなどの実力があります。
下池新悟会長はレスリング経験があるの?
下池会長は自ら高校のレスリング部を創設していますが選手としても活躍していたようです。
県内初のレスリング部として国体に出場した経験もあるそうです。
しかし、その実力や強さまでは情報がありませんでした。
当時は在籍していた星陵高校しか石川県にはレスリング部がありませんでしたので、エスカレーターで県代表になると思います。
ですから、そのまま国体に出場できた可能性はありますよね。
高校卒業後もレスリングには携わっており、石川県内に星稜高校しかなかったレスリング部も今や野々市明倫高校、北陵高校、志賀高校にも創設されています。
この基盤に尽力したのも下池会長だったそうです。
下池新悟会長のパワハラ発言まとめ
パワハラや嫌がらせを受けたとして梨紗子選手の訴えに対して下池会長は真っ向う否定しています。

梨紗子選手との言い分の食い違いの真意は不明ですが、その言動が『偉そう』『踏ん反り返っている』『老害』『男女差別』などの批判の声が上がっています。
- 「石川県には(東京)五輪の内定者が2人(川井姉妹)います。しかし残念ながら女です」
- 「リオの時、100万円渡してやったのに」
- 「彼女は石川県出身だが、石川県の所属選手ではない。残念も何もないし、五輪選手であってもそういう発言が許されるものなのか」
- 「井川家には関わりたくない」
- 「自分の娘の激励の為だ、募金箱を持って回ってこい」」と井川選手の父親に募金箱を持たせて立たせた
なぜ井川選手やその家族と仲が悪いのでしょうか?
井川選手のご両親もレスリングの元選手で今は教える立場にあるそうです。
下池会長は自分の気に入らない人をクビにするということが過去何度もあったそうです。
井川家が自分の思い通りにしないことが原因なのでしょうか?
下池会長の独裁
石川県内は、下池会長率いる「石川県レスリング協会」と「金沢市レスリング協会」という2団体があるそうです。
両方の協会に籍を置いている役員もいるそうですが、この2つの団体にはとても大きな溝があるというのです。

金沢市レスリング協会の筒井昭好理事長は過去に下池会長のパワハラを受けたそうです。
筒井昭好理事長は県の協会に在籍していたそうです。
しかし下池会長の意にそぐわないとして除名され金沢の協会に飛ばされたというのです。
下池会長は古い考え方の持ち主のようで、『国体中心』的な考え方だそうです。
そして筒井昭好理事長はレスリング中心だったといいます。
子供達にもっと普及させたいと選手ファーストが中心的な考え方で、下池会長とのズレを感じていたそうです。
このような出来事があり対立状態となり両協会の溝が深まっていったのでした。

そしてレスリングの指導者で川井選手の母親の初江さんは、県の協会には所属しなかったそうです。
金沢の協会に所属し川井選手がリオオリンピックで金メダルを獲得したの境に下池会長の件の協会とはさらに溝が深まったと言われています。

下池会長は井川選手の母親が教えているジュニアクラブの教え子を国体に出さないなどの協会の私物化があったとも井川選手は告白しています。
意図的かはわかりませんが、下池会長の鶴の一声で物事が動いてしまう体制があるように感じます。
周囲も功績者である下池会長を讃える気持ちもあれば、古い考え方で困っているという状況が伺えますね。