「酸素ステーション」とは、具体的にどんなことができる場所なのでしょうか?
コロナに感染し入院先を調整中している人が、酸素吸入できる設備を投じた場所です。
東京には2021年7月に1カ所、開設しましたが増設する検討をしているということです。
具合が悪い人や一人暮らしの人が、「酸素ステーション」まで行くことは難しかったりもしますよね。
「酸素ステーション」とはどんな所で、設置場所や設置にかかる費用などを調べてみました。
「酸素ステーション」とは?
「酸素ステーション」とは、2021年8月13日に菅首相が会見内で発して注目されています。
この時の説明はこうでした。
- 自宅療養者が酸素投与を受けられる場所の整備を検討している
- 入院調整中の自宅療養者が希望した場合、利用が可能
コロナで症状が悪化してくると、酸素吸入が必要になるケースがあり、入院できず自宅療養を余儀なくされた人が増えているそうです。
在宅酸素の機器なども、注文が殺到して追いついていないとニュースになっています。
それを補うためにも、酸素投与が受けられる場所を整備しようという案が浮上したようです。
しかし、この条件を見ると入院設備ではなく、通院?のようなイメージですね。
酸素が必要なほどの状態で、酸素ステーションまで通うとなと大変そうです。
「酸素ステーション」の設備や態勢は?
菅総理の記者会見の前に、東京都の感染者が増加していることを受けて、
新宿区・杉並区・中野区・世田谷区・小金井市・多摩市の区長と市長が、「酸素ステーション」の設置などを盛り込んだ、対策案を提言したものです。
「酸素ステーション」は、おそらく入院設備等はなく、自宅療養者の中で希望者のみが酸素投与を受けられる場所なのかなと思います。
似たような施設で東京では、2021年7月に「TOKYO入院待機ステーション」という場所が開設されて、ここでも「酸素投与」が受けられます。
参考までに現在ある、「TOKYO入院待機ステーション」の設備や受けられるケアがこちらです。
- 入院待機の患者を一時的に受け入れる施設である
- 入所者(20床)を医師が診察する
- 看護師等が24時間常駐
- 酸素投与と投薬を行う
- 血中酸素飽和度と心電図等を常時モニタリングする
このような設備の整った施設を、増やしていくことを国が検討しているということですね。
しかし、「TOKYO入院待機ステーション」は、自宅療養者とホテル療養者の中で、入院が必要と判断され、入院先が見つかるまでの繋ぎの施設として位置づけられています。
「酸素ステーション」は、入院設備のない日帰り設備の可能性がありますね。
詳細が分かりましたら、追記します。
「酸素ステーション」の場所はどこ?
「TOKYO入院待機ステーション」の場所がこちらです。
葛飾区立石5-1-9
医療法人社団 直和会 平成立石病院の院内の一画
別の場所にも、現在設置を検討中とのことです。
提言した新宿区・杉並区・中野区・世田谷区・小金井市・多摩市には、作られる前提で話が進む可能性があるかもしれませんね。
「酸素ステーション」を作るのにいくらかかるの?
気になるのが、「酸素ステーション」を作るとき、いくら経費がかかるのかです。
それが税金となれば、気になってしまいますよね。
参考の目安として、京都府が「酸素投与ステーション」新設する為に、2021年度一般会計補正予算案を計上した記事があったのでご紹介します。
京都府8月臨時議会にて
2021年度一般会計補正予算案として
2億6000万円程度の経費を計上
これには、医師や看護師などの賃金など全てが含まれていると思います。
設置が予定されている場所は、京都市島津アリーナ京都です。
医師と看護師等が24時間常駐。
30床程度の受け入れ予定とのことです。
入院設備がなく、「酸素投与」のみでしたら、もう少し費用は下がるでしょうが、いずれにしても安いものではないということですね。