夏休みの宿題ってギリギリまで終わらない法則があるんです。
『パーキンソンの法則』というらしいのですが、だからって終わりませんでしたという言い訳は通用しない…
ギリギリだけど、夏休みの宿題を早く終わらせる方法は小学生・中学生・高校生で違いがあるそうなのでまとめました。
そして、最終的にちょっとズルいけど「一日で終わらせる方法」もご紹介します。
夏休みの宿題ギリギリの法則とは?なぜ終わらない?
夏休みの宿題がギリギリまで終わらない理由は、『パーキンソンの法則』と言って人間誰しもがその傾向にあるそうです。
時間もお金も物もあればあるだけ使ってしまう
簡単にいうとこんな法則です。
つまり、夏休みはまだまだあるからと、時間に余裕があると考えてしまう。
人は8月31日の限界まで、時間を使おうとしてしまう。
という心理が働いてしまうそうなんです。
これを回避する為には、自分で締め切り日を作って時間に余裕がない状態にすることです。
逆算して、終わるようなペース配分、つまり予定を立てないといけないということですね。
ところが、予定通りに進められない人も大勢いるわけです。
切羽詰まらないと、重い腰が動かないという人に、早く終わらせる方法と1日で終わらせる方法をご紹介します。
夏休みの宿題を早く終わらせる方法
夏休みの宿題を早く終わらせる方法として、一番大事なのが
- 残りの日数と時間を把握する
- 残り時間から逆算する
- 今すぐできるものから優先する
まずこれをしましょう。
何が残っていて、たった今からできるもの、準備がいるものとを分けましょう。
そして、宿題に当てられる時間を割り出しましょう。
宿題代行などのサービスも話題になりましたが、文部科学省がメルカリ、楽天、Yahoo!に宿題代行サービスを販売と、宿題の完成品を売ることを禁止令を出しています。
つまり、子供にとってよくないことだと言うことですね。
自力で仕上げないと意味ないですからね。
では、小中高別に夏休みの宿題を早く終わらせるポイントをご紹介します。
夏休みの宿題を早く終わらせる方法:小学生
小学生は、低学年では自分で予定と優先順位を考えるのが、まだ不得意です。
だらけきってしまった休み生活で、やる気を出させるのも一苦労でしょう。
- 10〜15分の短時間だけ集中させる
- タイマーをセットする
- ご褒美を用意する
- ドリルは1日何ページやれば終わるのか数える
- 朝・昼・夜と分けてやらせる
- やることをカレンダーに書き込み、できたら消していく
小学生は集中力があまりないので、一気にやらせようとしても逆効果です。
10分のタイマーを仕掛けて、ご褒美を用意してゲーム感覚で10分間を乗り切るようにしていきましょう。
そして、同じ教科ばかりでは飽きてしまうので、適度に教科を変えて気分転換にします。
自由研究やわからないところなどは、ネットの力を借りて動画など視覚的に理解させるのも効果的です。
また、予定を見える化することで達成感が生まれ、確実に減ってきているとゴールを見せてあげましょう。
1つできたら何ポイントというように、ポイント制にしてゲームや動画の試聴時間に当てたり、欲しいものを買う約束をするなど、ニンジンぶら下げ作戦も効果的です。
親御さんや兄弟が手伝ってあげる場合は、あくまでも応援するだけです。
アドバイスやタイムキーパー、声かけなどに徹して、何かあったら助けるよという安心感を作ってあげるといいですね。
夏休みの宿題を早く終わらせる方法:中学生
中学生の宿題が終わらない多くの理由が、疲労と興味がないことでの集中力の低下です。
部活動をしている生徒は、疲労で勉強への余力が残っていない傾向があります。
また、宿題の量も多く、中には興味のない教科やわからないも増えてくるでしょう。
わからない部分をそのままににして、もっとわからず、何から手をつければ良いのか苦痛に感じてしまう場合もあります。
また、ちょっぴり反抗期もあったりして、親から宿題をやるよう急かされると、やる気が削がれてしまうこともあるかもしれません。
まずは、体力を回復して栄養と睡眠をとり、生活リズムを整えることも大事です。
そして、短時間だけでも集中できるように、
- 最低限やること
- やらないこと
を決めましょう。
やらないこととは、例えば
- YouTubeを見ない
- 2時間はスマホを見ない
- テレビの時間は21〜22だけにする
- 好きな番組は録画して宿題が終わってからのご褒美にする
- お菓子を食べながらやらない
やることよりも、やらないことを決めていく方が、簡単に集中力を上げられます。
そして、常に決まった時間帯に宿題を行い、習慣化しましょう。
そこから具体的な方法として、
- わからないとことは飛ばす
- できるところから終わらせる
- ダラダラやらずタイマーで時間を区切る
- やることをリスト化する
終わらなかったらどうしようと不安にならずに、できることから終わらせようという気持ちで進めてみましょう。
夏休みの宿題を早く終わらせる方法:高校生
高校生になると、部活やバイト、友達と遊ぶ時間や趣味など、やりたいことがたくさんあって、時間が足りないですよね。
忙しくて、疲れていると集中力も長時間保つことが難しいです。
高校生になると、自分をコントロールすることも徐々に覚えてきていると思いますので、短時間に集中力を最大化できるよう、効率を重視しましょう。
ポイントがこちらです。
- 何かをする「前」を勉強時間にする
- 気分がノル教科から始める
- 集中できる場所に変える
何かをする「前」を勉強時間にするですが
寝る前、部活に行く前、朝ご飯の前
など、何時に何をすると決まった予定の前に宿題タイムを入れることで、タイムリミットができるので、集中力が上がります。
いつまでも、何時間でもできてしまう環境というのは、普段長時間勉強するスタイルに慣れてない人には、集中力が続かないので不向きです。
宿題の時間はこれしかないという状態を作って、そこだけ集中するようにしましょう。
そして、やり始めて気分がならない場合は、教科を変えてしまいましょう。
教科によって、脳で考える場所が異なるので、教科を変えることは結果的に脳の活性化になるそうです。
さらに、家で集中できない場合は、図書館やカフェなど人の目がある場所に移動するのも効果的です。
頑張っている姿を見られる(見られているような気分になる)のは、1人部屋でやっているよりも、集中できますよ。
夏休みの宿題一日で終わらせる方法
ここまで、小中高別に宿題を早く終わらせる方法についてポイントをご紹介しました。
どの年代の方法も、取り入れられそうなものからやってみるといいですね。
しかし、それが通用するのも、まだもう少し時間がある場合のみです。
もう夏休みも終わる!宿題が終わらない!という状況の人は…ちょっとズルい裏技しかありません。
やるかやらないかは、個人の判断にお任せします。
図工…100均で木製のおもちゃを買ってきてヤスリで荒削りをして作った感を出す
読書感想文…知っている話で主人公に対して、共感する部分と共感できない部分をひたすら書き、自分や家族に置き換えてエピソードに変えてしまう
ドリル…適当に答えを書いて回答欄だけ埋める
手のかかるもの…小さな兄弟がいれば落書きさせてページを破るなど不慮の事故を演出する
家庭科…100均で既製品を買ってきて少しアレンジしたり、あえて糸をほどき下手に見せる
漢字の書き取り…家族に漢字の「へん」「つくり」など一部分だけ書いてもらい、残りを自分で仕上げる
絵画や習字…上手く仕上げることは諦めてとりあえずかく
絵日記…天気はネットで遡って調べる。予定は確認のしようがないので適当に作り話を書く
植物の観察…早めの段階で枯れてしまたことにする。もしくは野良猫などがひっくり返して大雨で流れてしまったと言い訳する
それでも終わらなかった場合は、宿題を持っていくのを忘れたと言って提出する日を伸ばす。
こんな嘘をつかずに済むように、計画的に早めに終わらせらるにこしたことはありませんが…
夏休みの宿題ギリギリの法則というものがあるので、仕方ないですよね。
正直に宿題が終わらなかったので、週明けまで待って欲しいと先生に話すか、どうやって仕上げるか、後悔しない方法を選んでくださいね。