元SMAPの森且行さんが、2021年1月24日にオートレース中に骨盤骨折をする大怪我をしました。
全治不明の状態ですが、命に関わる事はないのか気になります。
今回は骨盤骨折の全治までの治療法や、仕事復帰できるのか後遺症、引退の可能性などについてまとめました。
森且行の骨盤骨折の概要
事故が起きたのは、2021年1月24日の飯塚オート(福岡県)のレース中でした。
前を走る選手がバランスを崩し、避けきれず落車。
救急搬送され、翌日25日に全治不明と報じられました。

公益財団法人・JKAの広報によると骨盤骨折をしており、福岡県内の病院に緊急入院した。現時点で全治は不明で、今後の復帰時期も分かっていない
引用元:日刊スポーツ
2020年11月に初優勝したばかりでしたので、心配ですね。
骨盤骨折とは?原因と症状は?
骨盤骨折は、骨盤に大きな力が加わって起こることで骨折し骨折し、骨盤内の臓器や血管やがダメージを受けて大量出血をする場合があるそうです。
大量出血の場合には、緊急の止血処置が必要です。
血管内カテーテル治療や外科手術が行われるのですが、骨盤骨折の場合は、整形外科や救急救命科、消化器外科、泌尿器科などの専門医師が連携して治療が行われるそうです。
- 骨盤骨折による激痛
- 臓器損傷による血尿・血便
- 膀胱や尿道などのダメージによる腟粘膜の出血
恥骨、坐骨、腸骨、仙骨でで構成される骨盤は、骨折した部位によって症状と治療が異なります。
骨盤骨折は命に関わる?
骨盤骨折は、骨折部位と血管や臓器の損傷によって命に関わる可能性もあるそうです。
一般な骨盤骨折は命や後遺症にかかわる外傷とされ、手術の難易度が非常に高いと言われています。
手術中の出血も多くなる危険を伴う為、限られた施設でしか手術が受けられないそうです。
骨盤骨折での死亡率は5~10%と言われています。(交通事故サポートセンター引用)
骨盤骨折の治療方法は?
触診、視診やCT検査によって診断が行われます。
- 大量出血を伴う場合は、緊急止血処置を行う
- 手術(創外固定術)
骨盤に金属の棒を打ち込んで、体の外で棒同士をつなぐことで、骨折部がずれないように固定する簡易的な手術 - 手術(内固定術)
骨盤そのものを金属のプレートで固定し直す手術
痛みが治まれば歩けるようになることが多い - 恥骨や坐骨の骨折は、手術を必要とすることはまれである
医療サイトMEDLEY参照
骨盤骨折は全治どのくらいが平均?
骨盤骨折は、骨折部位が1箇所のみの場合と、2箇所以上の場合で変わってくるそうです。
1箇所の場合でも、重度の骨折なのか軽度なのかにもよります。
出血を伴う危険な場合は、まずそちらの手術後、2週間程度安静が必要です。
その後、車椅子でのリハビリから4週目ほどで松葉杖歩行になるようです。
骨折部位や手術方法によって、松葉杖で歩けるようになるまでに期間に1〜2週間程度差があります。
松葉杖での歩行が可能になってからも、日常生活に戻るまでにはリハビリ期間が必要ですので、早くても1ヶ月以上は入院は必要になる事が多いようです。
骨盤骨折の後遺症は?
後遺症も骨折箇所の数と、部位、臓器の損傷によって異なります。
一般的に、骨折箇所が1箇所の場合、骨折のみの症状では後遺症が生じる可能性は低いようです。
しかし骨折箇所が2箇所以上で部位によっては、重症化し骨癒合がうまくいかない可能や坐骨神経麻痺、骨盤の変形、生殖機能障害などになる
入院中に下肢の筋力低下になる場合もあり、リハビリが必要です。
中でも仙骨骨折は、重度の後遺症になる可能性も心配されます。
仙骨骨折においては神経損傷を合併することがあり、下肢の知覚低下・筋力低下、膀胱直腸障害がおきることがあります。 神経障害に対しては現在のところ有効な治療法はなく後遺症が残ることもあり、今後の検討課題とされています。
引用元:一般社団法人 日本骨折治療学会
神経障害になってしまった場合は、日常生活にも支障がでてしまうようですね。
骨盤骨折後、仕事復帰まではどのくらい?
森且行さんの、骨折の部位や臓器の損傷など詳しい情報はわかっていません。
全治不明という事なので、重症な気もしてしまいます。
リハビリ開始まで2〜4週間として、一般的な骨折はにリハビリをして骨折前の状態に戻るまでに3〜6ヶ月と言われています。
しかし、身体の重心を支える骨盤ですので、腕や足などの骨折よりも全治までの期間は長くなるようです。
後遺症が生じるのかどうかも、今後の術後の経過次第ですので、現時点では復帰時期も未定です。
後遺症がなく、骨折も重度化していなければ全治3〜6ヶ月で、レースの感覚を取り戻す為には、数ヶ月の練習が必要でしょう。
仕事復帰は早くても1年はかかるのではないでしょうか。
バイクに乗れるまでに回復すれば良いですが、引退に追い込まれるような状況なのか、今後の発表に注目ですね。