三浦春馬さんの自宅にあった遺書とも取れる手帳の内容を、各メディアが報じています。
以前より「生と死」について考えていたような、内容も書かれていたそうです。
今回は、報道されている手帳の内容をまとめてご紹介します。
三浦春馬の手帳内容まとめ
2020年7月18日に自宅マンションで亡くなった、三浦春馬さん。
遺書と思われる手帳が見つかっています。
捜査関係者や、親しい知人によると手帳には以前より苦悩や葛藤、鬱状態で悩んでいた様子が多岐にわたり綴られていたそうです。
各メディアが報じている手帳の内容がこちらです。
文春オンライン掲載内容
2020年7月29日の文春オンラインより
「亡くなる直前に書かれたものと見られ、『死にたいと考えた』『どう死ぬべきか』といった自身の死についての考え方が長々と綴られており、遺書というべき内容です。これを読めば彼がいかに思い詰めていたか、よく理解できます」
生死について考えるきっかけとなった、ドラマの撮影があったそうです。

また8月15日に放送予定のドラマ「太陽の子」(NHK)における役柄に強く影響された様子も記されていたという。
「(同ドラマは)太平洋戦争の末期、原子爆弾開発を命じられた科学者たちの悲劇の物語で、春馬が演じるのは、肺の療養のため戦地から帰郷した石村裕之役。日記には石村の人生を通じて、死に関する思索がQ&A形式で記されていた」(同前)
(中略)
『散る運命を背負いながら、家族の前では気丈に振る舞おうとする気持ちを考え、胸が痛んだ』
悩んでいるところに、特攻隊として「死」覚悟した実在の人物の生き様に触れて、より葛藤があったのかもしれませんね。
TOCANA掲載内容
TOCANAに2020年7月22日掲載された内容です。
手帳の内容は、メディアが報じているもの半分程度。
それ以外は、読んだ人たちを自殺に誘引する危険性があるとのことでWHOのガイドラインに沿って掲載を自粛しているというのです。
そう語るのはワイドショー関係者だ。 三浦さんの自殺の一因として巷間伝えられているのが、 SNS上の誹謗中傷だ。東出昌大と唐田えりかの不倫騒動の際、 匿名で攻撃するネット民に対し三浦さんが苦言を呈したところ、「 擁護するのか」「引退しろ」など、 反対に集中砲火を食らうハメになった。 もともとストイックで繊細な性格だけに、 それらを真に受け追い込まれたのではないかという憶測である。
これに前出関係者は「東出& 唐田の不倫問題が勃発したのは年明け。でも残されていた手帳の日記はもっと以前から書かれている。 その中身もネガティブなワードを羅列したり、 仕事に対する悩みを延々殴り書いたり、 一緒に飲んだ人からこんなことを言われたけど、 自分はこう思うと哲学者のように書いてあったり、 かなり意味深な内容だったそうです。輪廻転生的な話など、 スピリチュアルな記述もあったそうです」と明かす。
SNSによる誹謗中傷があったことは、ワイドショーなどで芸能記者が断言しています。
その内容については、憶測が飛んでいますが映画で共演している東出昌大さんの擁護をしたことで、実際に炎上していた事実がありました。
俳優仲間への感謝の言葉
各メディアが共通して報じているのは、俳優仲間への感謝も綴られていたというものです。
親交のあった人物の名前が書かれ、あの時の言葉が嬉しかったなど思い出が記されていたそうです。
それでも、思い止まれなかったほど追い込まれてしまっていたのかもしれません。
wezzy掲載内容
2020年7月30日「wezzy」掲載内容です。
「週刊文春」は、より具体的に三浦さんの日記の内容を掲載している。
三浦さんはイギリスに短期留学をした2018年前後から自らの死について考えるようになったといい、日記には仲の良い人々と会う際、「“死にたい”と思っていることを悟られないためにウソの笑顔をつくることが苦痛だった」という趣旨の文章もあったそうだ。
三浦春馬の手帳内容から鬱状態だったことが明らかに
文春オンラインや、TOCANAなどでは鬱状態の様子も掲載されています。
数年前から精神的な葛藤に苛まれていたことが分かる、次のような記述もあった。
〈僕の人間性を全否定するような出来事があり、たちまち鬱状態に陥り、自暴自棄になった〉
引用元:文春オンライン
「人間性を否定される出来事」として、SNSでの誹謗中傷や家庭問題があげられています。
SNSの誹謗中傷
この関係者によれば「ハイテンションな日もあれば、 ずっと楽屋に閉じこもって人との接触を避ける日もある。 酒量も一気に増え、生き急いでいるかのような飲み方をしていた。 大半のメディアは『自殺の兆候はなかった』と報じているが、 本人的にはSOSを出していたのかもしれない。それでも、 周囲は大ごととは捉えてなかったようだ」という。
引用元:TOCANA
家庭環境・両親の離婚
SNSでの誹謗中傷にあう以前から、鬱状態になっていた可能性を伺わせる内容も手帳にはあったそうです。
三浦春馬さんの両親は、幼い頃に離婚しています。
父親とは、20年会っていなかったそうです。
母親は、再婚しますが再び離婚。
三浦春馬さんに、金銭的な工面をお願いしていたようです。

しかし要求がエスカレートしていき、母親とは数年前に絶縁状態になっていました。
そこから、鬱状態になっていったとのことです。
死への願望は、約5年前、実母と絶縁した後、3年ほど前から目覚めたようで、その際には<当時は鬱状態から抜けられなかった。どう死のうかと考えていた>。2018年には、20年ぶりに母と別れていた実父と再会を果たすのだが、その際にはこうつづられている。
<自分は死のうと思っていた。でも、なぜか会ってみようと思った>
<母と離婚した理由を教えてくれた>
<実父との再会が人生を見つめ直し、自分と向き合うきっかけを教えてくれた>……。
記述からは、人知れず思い悩んでいた様子が見て取れ、それに彼の家族関係が関係していたことは推察できるのだが、決定的な“辞世の句”が記されているわけではなく、直接的な動機は不明のままだ。ワイドショー芸能デスクはこう語る。
「鬱状態でいろいろ孤独や葛藤を抱えていたようですが、それをひた隠しにして、直前まで収録をこなしていた中で、なぜ突然心が折れて死を選んでしまったのか。やはり何らかのきっかけがあったのではないか」
2020年07月30日 日刊ゲンダイ
家族のことで、悩んでいたりコンプレックスがあったのかもしれませんね。
色々な要因が、積み重なり苦悩していた様子が伝わってきます。

手帳は遺書ではない?
手帳の内容を遺書として、報じているメディアもありますが事務所は遺書とは認めていないそうです。
「事務所側は遺書の存在を否定しています。メモ帳の存在は認めていますが、あくまでも三浦さんの死と直接つながるような記述はなかったとしています」とスポーツ紙記者。
関係者によると、メモ帳はかなり分厚いもので、ここ最近に書き始めたものではなく、日々の出来事や仕事への思い、その時々の心情などが散文的に書かれていたという。そういう中で死生観のような思いが詩のようにつづられていたとも。
引用元:zakzakk
吐き出す事のできない胸の内を、日々手帳に書いて保っていたのかもしれませんね。