Perfumeや「恋ダンス」などの振付師で演出家のMIKIKO先生が、体調不良との報道がありました。
オリンピック開会式の責任者に起用されていましたが、パワハラにより辞退させられたと2021年3月17日の週刊文春が報じています。
MIKIKO先生の病名や症状、体調不良の原因となったパワじゃらについてご紹介します。
MIKIKO先生の病名や症状は?
MIKIKO先生は、Perfumeの振付や、星野源の「恋ダンス」を担当している振付師です。
2021年3月17日の週刊文春の記事には、MIKIKO先生の病気について書かれていました。
『突発性難聴』
「突発性難聴」とは、どのような症状なのでしょうか?
突発性難聴について
突然、耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りやめまいなどを伴う原因不明の疾患です。40~60歳代の働き盛りに多くみられ、ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病などがあると起こりやすいことがわかっています。聴力を回復させるには、早めに治療を開始することが重要です。引用元:厚生労働省HP
MIKIKO先生は、オリンピック開催まで時間がない中、献身的にプロジェクトを進めていたそうです。
しかし、理不尽で女性蔑視とも捉えられる、パワハラにより、アイデアを盗まれ、存在を排除され、辞任に追いやられたと報じられています。
MIKIKO先生の病気の治療法や完治までの期間は?
突発性難聴の治療
治療は、内服や点滴の副腎皮質ステロイド薬による薬物療法が中心になります。
(中略)
発症後1週間以内に、それらによる適切な治療法を受けることで、約40%の人は完治し、50%の人にはなんらかの改善がみられます。ただし、治療開始が遅れれば遅れるほど治療効果が下がり、完治が難しくなってしまうので、注意が必要です。
引用元:厚生労働省HP
あまりにもひどい仕打ちに、過度なストレスがかかり、突発性難聴になってしまったのかもしれませんね。
治療法からして、自宅療養と通院の可能性が高いですね。
MIKIKO先生は現在、43歳です(2021年3月時点)
40代から患う人が多いそうですし、回復具合が心配ですね。
MIKIKO先生が病気になった原因は?
MIKIKO先生が「突発性難聴」になってしまった原因は、オリンピック開会式責任者を辞退するまでの中にあります。
MIKIKO先生が開会式責任者になった理由
これまでに、開会式の責任者は4人変わっています。
1人目:映画監督の山崎貴氏
2人目:能楽師の野村萬斎氏
3人目:振付師のMIKIKO氏
4人目:電通出身のCMクリエイターの佐々木宏氏
です。
1人目の辞任
1人目の山崎監督は、当時サポート役だった佐々木宏氏に、IOCへのプレゼン前日に、内容を勝手に変更され激怒して辞めています。
2人目の辞任
野村萬斎氏は、茶室が空を飛ぶなどの、奇抜すぎるアイデアばかりを気に入らない、女性蔑視発言でオリンピック担当大臣を辞任した、森喜朗氏により外されてしまいました。
3人目の辞任
MIKIKO先生は、開会式の企画案がIOCから大絶賛をもらっていました。
しかし、森喜朗氏や電通関係者などが、佐々木宏氏を中心メンバーにしたのです。
そして、佐々木宏氏が企画を自分で1から作りたいと言って、MIKIKO先生を疎外したのでした。
4人目の辞任
MIKIKO先生を辞任に追いやった張本人の、佐々木宏氏もまた辞任に追い込まれました。
開会式案で、芸人の渡辺直美さんに豚の格好をさせて「オリンピッグ、ブヒー」などと言わせるなどの蔑視発言をしていたのです。
企画チーム内から、反感をかい、誰かが豚扱いしたLINE画面を文春へ流したのです。
この事が明るみとなり、辞任へと発展しました。
MIKIKO先生が受けたパワハラ
MIKIKO先生が病気を発症し、辞任するまでを簡単ご紹介します。
①右腕の懲戒処分
MIKIKO先生の右腕として演出チームを支えていた、電通社員の広告マン、菅野薫氏が懲戒処分となる事態が起きました。
部下へのパワハラがあったとして、2020年1月7日の「デイリー新潮」が報じています。
実際には、覇権はらそいをしていた部下を叱責したところ、会社が喧嘩両成敗として菅野薫氏へも処分を下したようです。
この事により、菅野薫氏が率いていたサポートメンバーも退陣。
MIKIKO先生を支えてくる人たちが、一気にいなくなってしまったのです。
②佐々木宏の登場
MIKIKO先生が、経験豊富な佐々木宏氏に菅野薫氏の変わりを紹介して欲しいと相談をしたそうです。
そして、佐々木宏氏は自分がやるとしゃしゃり出たのでした。
- 慶応大卒業
- 元電通社員
- 独立後、「缶コーヒーBOSS宇宙人ジョーンズ」ソフトバンク「白戸家」シリーズなどを手掛ける
- リオオリンピックで安倍晋三首相がスーパーマリオの格好で出てきた演出チームの一員
森喜朗氏はリオの演出をとても気に入っていたため、佐々木宏氏を東京オリンピックの演出チームに加えたのでした。
森喜朗氏を味方につけて、半強引に参加したという関係者談を、文春が報じています。
③渡辺直美への蔑視をMIKIKO先生が注意
ほぼ完成していた、MIKIKO先生の企画案でしたが、佐々木宏氏が自分のアイデアも盛り込もうとしたのです。
その企画会議で、芸人の渡辺直美さんを豚に例える蔑視発言があったのです。
この発言に対して、演出チームで唯一の女性だったMIKIKO先生が異論を唱えたのです。
グループで唯一の女性だったMIKIKO氏は、遠慮がちにこう投稿した。
〈容姿のことをその様に例えるのが気分よくないです/女性目線かもしれませんが、、理解できません〉
引用元:週間文春
この事が、面白くなかったのでしょうか。
それから、佐々木宏氏がMIKIKO先生を疎外し始めたようです。
④佐々木氏の暴走
MIKIKO先生の企画案は、一部保留のものもありましたが、出演者も含めて500人の関係者が決まっていました。
しかし、佐々木宏氏が「1から自分で考えたい」と、MIKIKO先生案を白紙にしようとしたのです。
ところが佐々木宏氏の企画は、IOCからMIKIKO先生の案の方が良いとボツを食らったのです。
それにショックを受け、今度はMIKIKO先生の案を切り取り、自分の案と融合させたのでした。
この事に、MIKIKO先生も納得が行かず話は、抗戦状態に。
佐々木宏氏は、関係する電通社員などに「MIKIKO氏の了解は得ている」と嘘をついて、話を進めてしまったのです。
電通社員もMIKIKO先生との連絡を断ち、孤立させたのでした。
⑤MIKIKO先生の辞任と女性蔑視発言
「当時のMIKIKO氏はそれまで協力し合っていたのに、連絡がなくなった電通スタッフの掌(てのひら)返しにも不信感を募らせていた。MIKIKOチームの総勢約500人はプロジェクトに加わったまま放置され、次の仕事を入れられない。彼女は辞任を考えつつも、『今辞めたら、スタッフやキャストに申し訳が立たない』と苦悩を深めていきました。あまりのストレスから体調も崩し、突発性難聴と診断されてしまいます」(MIKIKO氏のスタッフ)
引用元:週刊文春
久しぶりに連絡をもらい、見せられた企画案は、全く別物になっていたそうです。
MIKIKO先生は辞任の意向を、森喜朗氏に伝えたそうです。
そこで言われた言葉が、女性蔑視とも言える内容でした。
「あなたが女性だったから、佐々木さんは相談できなかったのでは。事を荒立てるんじゃないだろうな」
引用元:週刊文春
オリンピック組織委員会は、MIKIKO先生の辞任による、演出チームの入れ替えではなく、
コロナによるものとして、佐々木宏氏を責任者にした新体制にすると、発表したのでした。
この一連の仕打ちにより、MIKIKO先生は突発性難聴と精神的苦痛を得たのでした。