歌手として多くの人に認知された、LiSAさん。
歌手としてデビューするまでにも、苦労されていました。
子供の頃に両親が離婚、美容師の母と喧嘩をして上京など…
今回は、LiSAさんの生い立ちについてご紹介します。
LiSAの子供時代両親の離婚
両親の離婚
LiSAさんは、岐阜県の関市に生まれです。
両親と妹の4人家族で、家賃2万円の市営住宅に暮らしていました。
小学2年生の6歳のに両親が離婚し、父親が家を出て行ったのでした。

当時のLiSA一家のことを知る前出の女性はこう語る。
「間取りは3DK、家賃は世帯の収入にもよりますが、だいたい月2万円前後でした。LiSAちゃんはご両親に妹さんと4人家族。でもお母さんとお父さんが離婚してしまって、お母さんが働きに出ることになったのです。まだ幼かった彼女は寂しかったでしょうし、妹さんの面倒も見なければいけなかったのです」
女性自身2020年11月04日
父親がいなくなってからは、母親と妹の母子家庭でこの市営住宅に20歳まで暮らしていたそうです。
人を信じられない性格に
父親が家を出たことで、人を信じられない子供になってしまったそうです。
寂しさや悲しさを抱えながらも、必死に働く母親には素直に胸の内を伝えられなかったのでした。
さらに元々の消極的な性格に拍車がかかり、保育園の先生の前でも母親の後ろに隠れてしまう程の恥ずかしがり屋になったそうです。
ミュージカルと音楽との出会い
そんなLiSAさんを心配して、母親が幼稚園の年長組の時に、地元のミュージカルスクールへ入れたそうです。
【LiSA】《人前に出ると突然「ダメです」「こっち見ないでください」みたいになって(笑)。そんな私を母が見かねて、ミュージカルを勧めてくれたんです。》
【母】《あの頃は、保育園の先生のうしろに隠れて、お遊戯ができないぐらいの恥ずかしがり屋さんでした。》
引用元:スペシャルブック『今日もいい日だっ』
自分の居場所や家庭環境などがすごく嫌だったそうです。
しかし、ミュージカルスクールで歌と音楽に出会い、レッスン中は自分ではない誰かにれる時間に没頭して行ったのでした。
小5で1人で沖縄へ
音楽にハマったLiSAさんは、テレビで「SPEED」に憧れます。
”関市のヒロコ”と、名乗るほどでした。
その憧れはより強くなり、小学5年生の時にたった1人で沖縄へ転校しました。
安室奈美恵さんやSPEEDを排出した、「沖縄アクターズスクール」のオーディションに合格。
母親の沖縄の知人宅でお世話になりながら、レッスンに励んだのでした。
しかし、まだまだ子供だったこともあり中学2年生の時に岐阜へ戻ってきています。
LiSAの中学時代/バンドとの出会い
中2で岐阜に戻ると、当時中3だったバンドをやっていた先輩からボーカルの依頼がありました。
LiSAさんの出身中学は、「関市桜ヶ丘中学校」です。
卒業ライブで、歌って欲しいと言われたのでした。
ロックを知らなかったのですが、アヴリル・ラヴィーンを聴かせてもらい、こんなにかっこいい女の子がいるのかと衝撃を受けたそうです。
メンバーの自宅の蔵にある防音室で、練習を重ね卒業ライブで歌い切りました。
LiSAの高校時代/バンドCHUCKY
LiSAさんは、岐阜県の富田高等学校に進学しました。
高校に入ると、「CHUCKY」(チャッキー)というバンドを同級生と結成します。
ボーカルがLiSAさんで、他のメンバーは男子でした。
ライブハウスで演奏すると、評判になり名古屋や大阪のライブハウスにも出演する程でした。
校則が厳しい高校で、音楽で発散していたそうです。
ライブチケットのノルマがあったので、定食兼居酒屋の店でアルバイトもしていました。
高3になって、バンドメンバーや同級生が将来や大学進学について考えるようになったのです。
LiSAさんは音楽で食べていけるとか思っていなかったそうです。
しかし、バンドが続けられたらいいなと大学へ進学はしませんでした。
LiSAの上京/母との喧嘩
高校を卒業して、フリーターをしていたそうです。
ドラッグストアでバイトをしながら、バンド活動をしていました。
しかし大学へ進学したメンバーなどと時間や温度差が生じ始め、解散になってしまったのです。

LiSAさんはバイトで100万円を貯めて、上京する事を決意したのでした。
後に、元バンドメンバーがインタビューで、LiSAは岐阜に治るヤツじゃやない。
LiSAなら、大きな事を成し遂げると思って送り出したと話していました。
LiSAさんは、何のツテもないまま上京を決め、アパートも仮押さえしてしまいます。
しかし、音楽ばかりやっていないで就職をしてほしかった母親に猛反対されます。
アパートの保証人にサインを絶対しないという母親と、大喧嘩をしてそのまま家を飛び出してしまったのです。
「お母さんに上京することを事前に伝えていなかったそうで、賃貸マンションの保証人をお願いしたら、お母さんが怒ってしまって……。でもLiSAさんも決意を固めていましたから、とりあえず東京で暮らしている友達の家に転がり込んで、デビューを目指したそうです」(前出・中学時代の同級生)
引用元:女性自身
LiSA上京後/デビューまで
東京に上京してからは、バイトとオーディション漬けの生活でした。
ロックバンド「Love is Same All」を結成し、インディーズでデビューしています。
まずは歌が歌えれば何でもいいという気持ちになり、グラビアやモデルの仕事も受けたそうです。
そして、22歳の時にTVアニメ『Angel Beats!』の作中バンド「Girls Dead Monster」の2代目ボーカル「ユイ」の歌唱パートに抜擢されます。
これが、LiSA名義でのメジャーデビューでした。
アニソンからのスタートとなり、実の妹同じ「ユイ」という名前に縁を感じたそうです。
その後もアニソンやノンタイアップ曲を出し、ライブやツアー活動で実績を積んで行きました。
東京で頑張る姿を見て、母親とも和解できたのでした。

