神奈川県川崎市で毎年開催されている「カワサキ ハロウィン」ですが、2021年はいつからなのかと楽しみにしていた人も多いはずです。
しかし、残念ながら2021年の開催はなく、今後も開催することなく打ち切り終了となってしまったのです。
「カワサキ ハロウィン」は24年間の歴史があり、仮装参加者と観覧する人と合わせて12万人以上が集まる人気イベントでした。
こんなに人気があるのに終了となった理由には、人が集まりすぎた事による被害も増えてきた要因もあるそうです。
今回は惜しまれながらも、開催終了となってしまった「カワサキ ハロウィン」についてご紹介します。
「カワサキ ハロウィン」が終了打ち切りになった理由は?
2021年8月27日に主催を行う「カワサキ ハロウィン プロジェクト」が、イベントの終了を公式ホームページで発表しました。
その中で、主な終了理由として日本を取り巻くハロウィンブームの背景にある
- 過熱化
- ネガティブな報道
が、「カワサキ ハロウィン」にも少なからずあったと読み取れる内容でした。
渋谷のハロウィンなど、参加者や観覧者のマナーの悪さやが報道されたり、お酒の提供を止める店舗があったり、路上飲みやゴミの問題などの課題が、川崎にもあったのだと思われます。
さらに、「カワサキ ハロウィン」は盛上りのピークが過ぎた為、2020年2月にはイベントをそろそろ辞めようと検討していたそうです。
当初の予定
2020年5月の連休明けに「最終回」を宣言
2020年10月にフィナーレ
という計画をして、歴史に幕を降ろす予定だったそうです。
そこにコロナウイルスの影響もあり、2020年はオンライン開催となり計画通りには行かなかったのです。
「カワサキ ハロウィン」の歴史を振りかってみよう
「カワサキ ハロウィン」は、 1997年からスタートしました。
当時は、まだハロウィンのイベントが各地で大規模で開催されることは珍しい時代でした。
川崎で始めた理由は、駅前のシネマコンプレックス「チネチッタ」の10周年をお祝いするイベントとして計画されたものだったのです。
大きな目的として、川崎に若者を集めて活性化しようという想いが込められていました。
その目玉として、大音量の音楽と当時まだ珍しかった「仮装パレード」です。
まだ #ハロウィン が日本で珍しかったころ川崎で始まり、日本最大級のイベントへと育った #カワサキハロウィン🎃
それぞれ自由に仮装を楽しみながら一体感のあるカワハロは、まさに川崎!という誇らしいイベントでした
24年間、笑顔あふれる思い出がいっぱいです
ありがとう、カワハロ#かわさきいいね https://t.co/q6SCl1e5gE pic.twitter.com/cRlD8mfuvs— 川崎市シティプロモーション (@kawasaki_pr) August 27, 2021
誕生したてのイベントで、参加者も少なく不便な面もあったそうですが、非日常と思い切り楽しめる場所として、口コミが広がり年々参加者が増えて行ったんです。
商店街や地元の企業などの協賛も増えて、関東を代表する一大イベントの1つとして有名になりました。
コンテスト形式の仮装パレードで、参加者の気合の入れ方もすごかったです。
有名コスプレーヤーのえなこさんらも参加するなど、コスプレ好きな人が思いっきり表現できる場でもありました。
規模も、マナーも、日本一!
ハッピーハロウィーン!て叫ぶの毎年楽しみでした!
2013年からパレードやイベントMCとして携わらせていただき..本当に楽しかった!うわーん寂しい!
運営の皆様、お疲れ様でした!
たくさんの思い出をありがとう #カワハロ!#カワサキハロウィン#川崎ハロウィン#ありがとう https://t.co/4ZZsNV2Nfz pic.twitter.com/ZhvrRiDx1K— あまのあきこ| 温泉 | ♨️| Ryker | バイク教習中 (@amanopigunon) August 27, 2021
ピーク時は2010年代で、25団体が主催に参加して川崎市も力を入れていました。
仮装パーティーの参加者は3000人を超えて、それを見ようと12万人が川崎を訪れるほどでした。
力作のコスプレを披露するのを毎年楽しみにしていた人には、とても残念ですよね。
多くの人の思い出に残ったイベントですが、今後は別の形で川崎を盛り上げていけるように計画中だそうです。
SNSでは終了を悲しむ声と、復活したら必ず参加するという声が多く寄せられていました。