お墓参りに行かないと、罰当たりだとか不幸になるぞなど言う人もいますよね。
しかし、科学的に証明されているわけではありません。
お盆やお彼岸、命日などに、お墓へ足を運ぶ人もいますが、行かない人の割合は年代で異なり、20〜30代では40%ほどが行かないそうです。
行きたいけど行けない人も、行きたくない、行く意味があるの?と思う人もいますよね。
お墓や先祖に対する価値観は、年齢によって異なってきているようです。
墓参りに行かない割合は?
お墓参りに行く時間がなかったり、そもそも行く意味ってあるのかな?と思うこともありますよね。
どれくらいの人がお墓参りには行かないのでしょうか?
2016年に全国石製品協同組合が行ったアンケートで、月に1回以上お墓参りに行っている頻度について調査した結果、90%以上の人が行っているという結果が出ています。
- 年に2回:25%
- 年に1回:23%
- 年に3回:15%
- 年に5〜10回:10%
- 月に1回:6%
- 行きたいが行けない:7%
- 行きたくない:4%
ただ、このアンケートに回答したのが40代~70代以上の男女1024人だったんですね。
なので、20〜30代の若い世代の、行かない人の割合も調べみました。
少し古いデータですが、2014年に楽天が調査したアンケートによると
2014年にお墓参りに行かなかった割合
- 20代:46%
- 30代:42%
- 40代:30%
- 50代:29%
- 60代:28%
20代〜30代が、最も高い割合になっていました。
こうしてみてみると、年に1回以上は、お墓参りに行っている人の方が多いようですね。
墓参りに行かないと罰当たりで不幸になる?
お墓参りに行かないと、どうなってしまうのか?
罰当たりで不幸になるなんていう人もいるかもしれませんが、科学的根拠は特にないそうです。
そもそも、お墓参りに行く意味ですが、
- 先祖を敬い感謝する機会
- 故人を偲ぶ
- お墓が痛まないようにメンテナンスに行く
- お寺などに挨拶に行く
という意味が込められています。
亡くなった方を忘れずに思い出してあげることや、ご先祖さまに感謝する気持ちを失っては行けないという、昔からの教訓が込められているので、行かないなんて罰当たりだと言う人もいるわけですね。
お墓を管理している立場ならば、維持していく為には、状態を把握したり掃除に行ったり、お寺などとの繋がりも必要になってきます。
しかし、直接的にお墓参りに行かなかったからといって、祟られたり不幸になることは考えにくいですよね。
病は気からと言いますから、行かなかったことを後ろめたく思ってしまって、気にしていると体調不良や、うまく行かないことが続いたりすると、紐づいて考えてしまう人もいるのかもしれませんね。
彼岸やお盆・命日に 墓参りは行かないとダメ?
必ずしもお墓参りに行かなくても、罰が当たることはないと思いますが、気になる方はおうちで、故人やご先祖さまに手を合わせるだけでも、気持ちは伝わると思います。
毎年でなくても、行かれる時があればお彼岸やお盆など、どの時期に行くのが良いのでしょうか?
2016年に全国石製品協同組合が行ったアンケートに、このような結果がありました。
1024人を対象/複数回答
- お盆休み:718人
- 春お彼岸:534人
- 秋のお彼岸:382人
- 故人の命日や月命日:232人
- 年末年始:232人
- GW:203人
夏休みのお盆シーズンに行く人が、最も多いようですね。
墓参りに行かない理由は?
- 親が行っているけど興味がない
- 休みが取れない
- お墓まで遠いから
- 祖父母が亡くなったのが幼少期であまり接点がない
- 本家とか親戚付き合いもないのでお墓に意識が向かない
- 行った方が良いとは思うけど優先度は低い
- 思い出した時に家で故人の思い出に浸っている
「お墓離れ」という言葉があるように、お墓への価値観が昔とは違ってきているようですね。