NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で、芦田愛菜さんが演じることでも話題になった「細川ガラシャ」。
ガラシャとはどんな人物なのでしょうか?
ガラシャの子孫の、細川護煕元総理大臣までの家系図をご紹介します。
細川ガラシャとは?
「本能寺の変」首謀者と言われている、明智光秀の娘の「玉子」が結婚後にキリシタンとなり洗礼を受けた名が「ガラシャ」です。
父・明智光秀と母・煕子の間に三女として産まれました。
諸説あり、次女だったという説もあります。
明智光秀の主君である織田信長の命により、細川忠興と結婚しました。
夫の細川忠興は美男で、玉子も美女だったので織田信長から「人形のような夫婦」と言われていたそうです。
3人の子供に恵まれ、38歳で亡くなりました。
では、ガラシャの子供と子孫をご紹介します。
細川ガラシャの兄弟
ガラシャは、3男4女の7人兄弟だったと言われています。
(6男7女とする説もあるそうです)
- 長女:明智光春(秀満)の妻
- 次女:明智光忠の妻
- 四女:織田信澄の妻
- 長男:光慶(十兵衛)
- 次男:光泰(十次郎)
- 三男:乙寿丸
細川ガラシャの子供と子孫

長男:忠隆
長男の忠隆は、前田利家の娘と結婚しています。
長男の娘・徳が公家の名家「西園寺」に嫁ぎ、その子孫が孝明天皇(明治天皇の父)の母です。
他には、政治評論家の細川隆一郎氏。
その娘でジャーナリストの細川(片平)珠生さん。
その息子の片平凌吾さんは、「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に出演したこともあります。
次男:興秋
次男の興秋は、大阪の陣で豊臣方につき、父の忠興の命で切腹しました。
若くして亡くなったので、子孫はいないそうです。
三男:忠利
三男の忠利は、徳川家康の曽孫と結婚しました。
妻は小笠原秀政の次女の保寿院で、大叔父にあたる第2代将軍徳川秀忠の養女となります。
忠利は、肥後国熊本藩初代藩主となりガラシャの血筋が代々藩主を務めて行きました。
しかし、第7代の治年は跡継ぎのいないまま亡くなってしまいます。
ここで、三男・忠利の家系でガラシャの血筋が途絶えています。
跡取りとして、熊本宇土藩の細川立礼を養子して、斉茲と改名し第8代藩主としています。
この後の子孫には、第79代内閣総理大臣の細川護煕氏が有名です。
他にも、赤十字社名誉会長の近衛忠煇氏などがいます。