神奈川県のコロナ対策についての発言で、批判の声が上がっている阿南英明医師。
阿南英明医師とは、どんな人物なのでしょうか?
今回は阿南英明医師の経歴や学歴、出身大学や高校などをご紹介します。
阿南英明医師の学歴は?
阿南英明(あなん・ひであき)医師は、1965年生まれの56歳です。(2021年1月時点)
東京都出身で、2人兄弟の長男です。
大学を卒業後より、神奈川県の藤沢市民病院へ勤務しています。
「救急医学」と「災害医学」が専門です。
出身高校は、神奈川県の進学校として有名な横浜翠嵐高校(偏差値75)です。
出身大学は、新潟大学医学部医学科(偏差値65)へ進学しました。
阿南英明医師の高校時代
横浜翠嵐高校に入学すると、体操部に所属したそうです。
さらに社会問題に興味を持ち始め、友人や社会の教師と議論を交わす日々だったようです。
当時は、社会問題に取り組む弁護士と医師の2つの夢があったそうです。
理系科より文系が得意だったので、弁護士の方が勉強的にはよかったそうですが、医師の道を選びました。
学生時代は病気がちだった
学生時代はストレスに弱く、周囲に気を使う性格から急性胃腸炎に何度もなったそうです。
その時の病院や医師の対応から、医者は人を幸せにできる職業だと感じ目指すきっかけになりました。
阿南英明医師の大学時代
新潟大学医学部医学科に進学しました。
家庭があまり裕福ではなく学費を免除してもらえたそうです。
免除ということは、税金で大学に通わせてもらっているという事だと強く肝に銘じながら勉強したのでした。
阿南英明医師の経歴は?
阿南英明医師は、2008年〜2015年まで藤沢市民病院に所属。
2013年〜2017年までは、藤沢市民病院 救命救急センターも兼任していたようです。
救命救急センター長とり、2019年からは副院長に就任しています。
新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部の医療危機対策統括官に任命。
2020年4月からは県健康医療局技監にも就任しました。
肩書き
現在、藤沢病院公式ホームページに掲載されている肩書きはこちらです。
- 東京医科歯科大学医学部臨床教授
- 福島県立医科大学非常勤講師
- 神奈川県災害医療コーディネーター
- 日本救急医学会救急科専門医・指導医・評議員
- 米国内科専門医会・内科学会(ACP)正会員
- 日本集団災害医学会評議員
- 日本内科学会総合内科専門医・指導医
- 日本消化器病学会専門医
- 社会医学系専門医協会専門医・指導医
- JATEC(外傷診療研修コース)
認定シルバーインストラクター
(日本救急医学会、日本外傷学会) - JPTEC認定インストラクター
(日本救急医学会公認) - ICLS認定インストラクター、ディレクター
(日本救急医学会) - ICLS指導者ワークショップディレクター
(日本救急医学会) - JMECC(内科救急・ICLSコース)
インストラクター、ディレクター
(日本内科学会) - MCLSインストラクター /管理世話人
- MCLS・CBRNEインストラクター/管理世話人
- 日本DMAT研修インストラクター
(厚生労働省) - NBC災害・テロ対策研修講師
(厚生労働省・日本中毒情報センター)
DMAT(ディーマット)メンバー
阿南英明医師は、「日本DMAT(ディーマット)」の中核メンバーです。
DMATとは「大地震及び航空機・列車事故といった災害時に被災地に迅速に駆けつけ、救急治療を行うための専門的な訓練を受けた医療チーム」(日本DMAT活動要領)です。
厚生労働省や都道府県などの下に組織され、医師、看護師、業務調整員から成り全国に約1000チームあります。
2011年3月11日に発生した、東日本大震災の際も「DMAT」のチームとして駆けつけたそうです。
2020年2月初旬の、日本で初めて新型コロナウイルスのニュースとなって、横浜港に入港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の集団感染。
この時も、阿南英明医師率いる「DMAT」が中心となって対応に当たっています。